8Feb

本ブログメインテーマであるモテファッションを極める上で、
最も基本であり、かつ最も重要であるのが、
「好き」と「似合う」を見極めることです。
今回はそのために必要なたったひとつの方法をご紹介します。
◆ファッション初心者が気付かない落とし穴
“好き” と “似合う” の違いを正しく理解しないままに
服を選んでしまうということは、
ファッション初心者のほぼ全員が陥ってしまう問題です。
人間の心理として仕方の無いことですが、
ファッション初心者はどうしても
「自分が好きなデザインの服」
を身につけたがります。
しかし、他人からオシャレに見られるために必要なのは
「自分が好き」という主観的な判断ではなく、客観的な判断です。
参考記事:オシャレは自己表現のためだけじゃない?!他人に認められるためのオシャレとは…
以前、ルミネがこのような広告を出していました。
【好き は片思い、 似合う は両思い】
これはまさに、ファッショにおける一つの真理です。
◆“好き” を追求するあまり、似合わない服装をする人たち…
あなたも街中で見た事があると思います。
ロリータファッションをした女性や、
ヴィジュアル系の服装をした男性、
コテコテのB系ファッションの男性など
こういう人たちを見かけては、残念な心境に陥ったことがあると思います。
なにせ、こういった服装をしている人の中で
本当に似合っている人はごくごく僅かにしか居ませんからね。
もちろんこれは極端な事例なので、
「自分はこんな格好はしないから大丈夫だな〜」
と思われるかもしれませんが、
程度は違えど、ファッション初心者は十中八九、
同じ類いの過ちを冒しています。
例えば、このスニーカーを
「デザインがカッコいい!」
「好きな色だから!」
「機能性が高い!」
と言って、拘りをもって買ったとしても、
周囲から見ると、
「良い靴だし拘ってるのも分かるけど、
特別似合ってる訳でもないし服装とマッチしてないし…
オシャレには見えないかなぁ…」
と思われてしまったりするのです。
このように、似合うかどうかという客観的な視点を持たず
“好き”という主観だけで服を選んでいるうちは
なかなか「オシャレ」に辿り着くことはできないのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
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◆自分の好きな服を着てはいけないのか?
ここまで読んで、
「自分の好きな服を着れないなら、ファッションなんてつまらない」
そう思ってしまった方も居るかもしれません。
…が、決してそうではありません。
ルミネの広告にあったように、
「“似合う” は両想い」なんです。
自分に似合う服装の中から、自分が好きなものを選ぶことはできますし、
そうやって、“好き” と “似合う” の折り合いをつけるように
服選びをしていくと、不思議な事に
自然と自分の “好き” の傾向が “似合う” 服装に近づいて行きます。
そして実はこれが、属に言う、
「ファッションセンスを磨く」
という行為の正体なのです。
◆“好き” を追求したファッションで個性を表現できるのは上級者のみ
『自らの個性を表現するためのツールとしてのファッション』
というものも確かに存在します。
そしてそれを楽しむ事に、何ら異論はありません。
ですが、これは上級者にのみ許される行為だということを覚えておきましょう。
少し話しは脱線しますが、下の絵画を見てください。
これはどちらもピカソが描いたものです。
左の絵は、独特な表現技法でピカソの世界観が表現されています。
右の絵は、ピカソが11歳の時のデッサンだそうです。
一般人には理解できない訳の分からない絵を描いているように見えて、
ちゃんと、誰が見ても上手いと分かる絵を描くだけのテクニックを持っているんですね。
さて、ここで何が言いたいかというと、
「アートとして自らの世界観を表現するためには、土台となる基礎力が必須である」
ということです。
これはそのまま、ファッションにも当てはまります。
自分の好きなアイテムを組み合わせ、個性を表現するファッション…
もはやこれは、自分の世界観を表現するという意味でアートの領域です。
そのため、個性を表現するファッションを楽しむためには、
基本的な知識が備わって、客観的なオシャレもきちんとできることが
必須条件となってきます。
何も分からない初心者が、
ファッションを楽しみたい!という気持ちだけで
自分の好きな物だけを組み合わせ、これが個性だ!と言い張っても
周囲からはただの『センスが無い人』としか見てもらえないことでしょう。
さて、ここまで来ればあなたがやるべきことはもうお分かりですよね?
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◆まずは “似合う” ファッションを見つけよう
“好き” だけを追求し続けていては、
いつまでたっても勘違いファッションを脱することはできません。
そして、“似合う” ファッションの中で “好き” を追求することが
センスを磨く事に繋がって行きます。
よって、まずは似合うファッションを見つけるところから始めてみましょう。
本当に突き詰めて似合うファッションを考えるというのは、
実は結構奥が深いんですが、幸い
誰にでもある程度似合うコーディネート
というものは存在します。
(基本的にはシンプルかつベーシックな定番コーディネートです)
また今後、そんなコーディネートを着こなす上でのテクニックもご紹介していきます。
まずは誰にでも似合うコーディネートを上手く着こなせるようになり、
そこから徐々に自分の “好き” と “似合う” をすり合わせていきましょう。